ポイントサイトなどインターネットで稼いだポイント。
このポイントって収入になるの?確定申告が必要になるの?という質問があったのでお答えします。
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ポイントは収入になります
所得税法の第36条に、その旨が記載されています。
その年分の各種所得の金額の計算上収入金額とすべき金額又は総収入金額に算入すべき金額は、別段の定めがあるものを除き、その年において収入すべき金額(金銭以外の物又は権利その他経済的な利益をもつて収入する場合には、その金銭以外の物又は権利その他経済的な利益の価額)とする。
これによると、ポイントは「その他経済的な利益」に該当します。
楽天スーパーポイントを例に考えると
例えば、楽天に関すると楽天スーパーポイント:1,000ポイントはお金ではありませんが、楽天の中で1,000円分のお金が使える権利になります。
お金と違って、楽天市場などの楽天サービスや提携サービス内でしか利用できませんが、実際の金銭価値としては幾らなのかを評価する、というのが税法上の考え方です。
人によっては、いつも楽天を利用しているから1000ポイントは1000円の価値があるという人もいれば、買いたいものが見つからないから500円の価値しかないという人もいるかと思います。
しかし、そう申告したとしても、税務署がその申告を認めてくれるかというと無理があるというもの。やはり一般的に考えると、1000ポイント=1000円と考えるのが妥当です。
ポイント収入も確定申告が必要です
では、ポイント収入がどれくらいあれば、確定申告の必要があるのか。
確定申告が必要か否かは、 年間の所得およびその他の所得の有無によって決まります。
確定申告をする場合は、次のようなケースです。
- 専業で年間38万円超の所得がある人
- 給与をもらっていて、それ以外に20万円超の所得がある人
ポイント収入で20万円や38万円なんてないよ、という方がほとんどだと思いますが、「ポイントサイトのお友達紹介制度」や「クラウドソーシング」などを活用して積極的にお小遣い稼ぎをしている場合は、それ以上の収入もあり得ます。
そこそこポイントで稼いでいるな・・・という方は、年間のポイント収入を試算してみた方が良いと思います。
もっと詳しく知りたい方は
ネット収入の確定申告についてもっと詳しく知りたい方は、この本がわかりやすいので一読しておくことをお勧めします。
記帳するならクラウド会計が便利
いざ、確定申告に向けて記帳を始めようとしても、記帳の方法がわからない、手間が掛かって面倒臭いということになると思います。(私もそうでした)
その場合は、会計知識がなくてもスムーズに記帳することができ、半自動で効率化が図れる、クラウド会計サービスを利用するのがオススメです。
私は「freee(フリー)」というサービスを利用していますが、想像以上に便利です。